今日の心の糧

今日の心の糧をメールでも配信しております。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

今月のラジオ放送の執筆者をお知りになりたい方はこちらをご覧下さい。

坪井木の実
 

ナレーターの坪井木の実さん

このページに心のともしびラジオ番組の話がでます。
毎日お話が変わります。


▲をクリックすると音声で聞こえます。

新しいいのち

遠山 満 神父

今日の心の糧イメージ 現代世界を表現するとしたら、どんな言葉が相応しいでしょうか。私は、「混沌」が適当なのではないかと思います。毎日世界の何処かで、災害があったり、テロがあったり、その他想定外の事が次々と起きています。加えて、そのような世界の中にいる私も、想定外の事を行っているような気がします。それは、自分自身に関して、「こんなはずではない」と言うような事です。混沌とした状態の中に置かれていると、苦しくなり、どのように進めば良いのかも分からなくなります。

しかし、希望があります。何故なら、神様の創造の業は、そこを起点としているからです。聖書の創世記に次のように書かれています。「地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた」。(1章2節)その後、光が創造されます。新約聖書のヨハネ福音書では、光は被造物ではなく、初めから神と共におられたイエス様の事を表しています。イエス様は、暗闇の中で輝く光です。

ところで、前教皇ベネディクト16世は、2012年の復活徹夜祭の時、「復活祭は新しい創造を祝う祭日です」と仰いました。新しい創造については、パウロも語っています。「キリストと結ばれる人は誰でも、新しく創造された者」(2コリント5・17)であり、「大切なのは、新しく創造されること」(ガラテヤ6・15)であると言います。

つまり、世の光であるイエス様に繋がっていることによって、私たちは新たにされます。創造は神様がなさる業で、無からの創造ですから、私達が新たな者に変えられるのは、私たちの側の功徳の故ではなく、神様の側からの恩恵の業として成されることです。

混沌とした状況に陥っても、復活して光として、いつも共にいて下さるイエス様に感謝したいと思います。